2009/09/14 12:00:00
イリノイ州の登録
私は、税理士試験合格の後、せっかく勉強をする習慣が身についているので、何かやろうと思っていました。そこで、以前仕事でやっていたコンピューターの勉強か、アメリカの公認会計士の勉強かどちらかをやろうと考えました。後者は、これから国際的な取引も増えるだろうし、日米両方の税務会計が分かっていないと、例えばアメリカ本国で連結財務諸表は組めないだろうと考え、さらに、英語の勉強にもなると思い、後者を選択しました。
3年ほどで、合格したのですが、登録(サーテイフィケイト)は、デラウエア州とイリノイ州にあります。アメリカは、州ごとに、規定が異なり、私の場合、デラウエア州は、学術、教育などのためには、CPA(会計士)と名乗ってよいのですが、商売目的には、ダメでした。イリノイ州は、この9月までよかったのですが、10月以降は、アメリカのソーシャル・セキュウリテイ・ナンバー(社会保険番号)が必要となりました。
広島市で税理士をやっているだけでは、特別に多くの外資系の企業とお付き合いすることは、なかったのですが、やはりイリノイ州の登録が、途切れるのは、残念です。
何か、よい方法は、ありませんか?
ご存知でしたら、連絡をください。
よろしくお願い申し上げます。
2009/09/10 12:00:00
海上自衛隊第一術科学校
本日、江田島の海上自衛隊第一術科学校に講師として行ってきました。広島市の宇品港から船に乗って、江田島の小用港へついて、タクシーで10分位です。
朝から夕方まで約6時間の講義です。主に個人の所得税や相続税を中心にしゃべりました。毎年、6日くらい講義をしています。退職を2〜3年後に控えた方が対象です。たまに税理士として経験してきた、現場の話を交えながら、務めました。
皆さんのお役にたてば、幸いです。
2009/09/02 12:00:00
税制改正
皆さんご存知のとうり、先日の衆議院選挙で民主党が大勝しました。民主党のマニュフェストどおり、このブログでも時折触れてきた「特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入」の制度が廃止になるでしょうか? この制度は、財務省の長年の夢だったそうです。脱官僚ですね。
広島市で税理士をやっておりますと、情報が少し中央より遅れることがあります。どんどんオープンにして、やってください。これについては、応援します。
2009/08/31 12:00:00
政権交代
昨日の衆議院選挙で民主党が大幅に議席を伸ばし、自民党から政権を奪取しました。
税制は変わるのでしょうか?例えば、サラリーマンの年末調整を止めて、全て確定申告をするというふうに変わるのでしょうか?また、税務署と社会保険事務所を統合するところまで、いくのでしょうか?
広島市で税理士をやっていると、中央の動きが見えないことがあります。制度の安定性と筋のよい改革を願います。
2009/08/27 12:00:00
非上場株式の相続税の納税猶予
経営承継円滑化法の施行に伴い、相続税や贈与税の納税猶予も施行されています。
同属会社にとっては、自社株や事業用資産の後継者への承継は一大事です。他人に売ることもできない自社株が長年の経営努力の結果、何億円という評価額になっていたら、相続税も数千万円いや数億円になる可能性があります。
こんなとき、うまく相続税の納税猶予が活用できるといいですね。納税猶予とは、一定期間(例えば、死ぬまで)相続税の納税をしなくてもよいということです。その代わり、厳しい要件があり、それをクリアしないと、直ちに納税し、さらに利子税も支払うとことなります。
上記要件のうち特に厳しいと思うのは、相続税の法定申告期限の翌日から5年以内は、雇用の8割以上の維持が必要となることです。今日、世界経済に踊らされる我国の中小企業には、酷な要件です。
皆さん、それでもこの制度は、一考の余地はあります。私達に、お声をかけてみてください。この制度のみにとらわれることなく、総合的に事業の承継や相続についてお力になります。